東京都内の霊園を徹底比較しました

東京の霊園は、経営母体(都立霊園と民営・寺院霊園)によって販売価格や管理費、その他の条件が異なります。これに加えてお墓の値段と管理費は一般埋蔵施設(墓石のある普通のお墓)と立体埋蔵施設(ロッカー式の納骨堂)など、形態の違いによっても異なります。東京は地価が高くて、地方で一般的に見られるような2㎡前後の大きさのお墓が高額なので、1区画あたりの面積が1~1.5㎡程度のコンパクトで安い価格のお墓の人気が高いという特徴があります。さらに近年は都心の交通が便の良い場所に立地していて、一般のお墓よりも安価な納骨堂の人気を集めています。東京でお墓を購入するのであれば都立霊園と民営・寺院霊園の値段・管理費の違いや、納骨堂や省スペース型のお墓の値段と特徴についてを理解しておく必要があります。

都立霊園と民営・寺院霊園の値段と管理費の違いとは

都立霊園と民営または寺院霊園の販売価格を比較すると、2015年における都立霊園では1区画あたり1.5~1.8㎡程度のお墓の値段は、最も安いクラスのお墓では1基あたり150~420万円程度でした。これに対して民営・寺院霊園で人気のあるお墓は1基あたり0.36~1㎡で90万円~250万円程度です。値段だけを見ると公営と民間でほとんど変わりませんが、面積が大きく異なります。公営の方は1㎡あたりに換算すると80万円~270万円ですが、民営は240万円~360万円です。単位面積あたりに換算すると公営の方が安価ですが、民営は墓を小さくすることで安くしているのです。年間管理費を比較すると公営は2~3千円のみです。民営・寺院霊園では安くて1万円~3万円と高額ですが、寺院であれば布施も必要です。同じ販売価格であっても都立霊園の方が維持費が安いため、毎回抽選になるぐらいの高い人気があるのです。

ロッカー式の納骨堂式のお墓の値段の比較

都立霊園には骨壺を納める立体埋蔵施設または長期収蔵施設形式のお墓があり、これは寺院の納骨堂に相当します。2015年においてロッカー式のお墓を利用するための値段は24万8千円または54万2千円でした。管理費は一般のお墓より高価ですが、3千円~5千円と安価です。但し、ロッカー式のお墓は20年が経過すると共同墓地などへ改葬されます。民営の納骨堂は交通の便の良い場所にある専用ビルを使用し、機械式またはロッカー式の設備に骨壺を納めます。納骨堂を利用するための値段は100万円~180万円、年間管理費は2~3万円で都立霊園のよりも高価ですが、50年間借りることができます。お墓を購入したり長期埋蔵施設・納骨堂などを利用する場合には購入時の価格だけでなく年間管理費やお布施等の維持費用や使用期限についても考慮する必要があります。